2022 05.02 (Mon)
リリース
株式会社田部とオフセット・クレジット(J-VER)の売買契約を締結、調印式を実施
2050年カーボンニュートラル実現に向けて
ナカバヤシ株式会社と株式会社田部は、環境省のオフセット・クレジット(J-VER)制度に基づき、島根県における株式会社田部グループの森林吸収プロジェクトによって得られたオフセット・クレジット(J-VER)についての売買契約を締結、2022年5月2日に島根県で調印式を実施しました。
当社グループは、2050年カーボンニュートラル実現に向け、事業活動における温室効果ガス排出量の把握と削減に取り組んでいます。 また、当社は1971年より島根県に工場進出しており(現在5工場が稼働)地域の課題を少しでも解決することを目指し、2013年に「松江バイオマス発電(株)」を設立、島根県内の林地残材を使用した木質バイオマス発電事業を開始しました。株主優待品の選択項目に島根の森林整備事業への寄付項目を設定するなど、再生可能エネルギーの割合増大や島根県の森林保全活動によるCO₂吸収量の増大への貢献を目指してきました。
この度、企業活動で排出したCO₂の一部をオフセットすることと、株式会社田部が実施している「島根県における株式会社田部グループの森林吸収プロジェクト」への参画を目的に、株式会社田部が販売するオフセット・クレジット(J-VER)1,800t-CO₂を購入しました。
5月2日には、島根県雲南市で島根県丸山知事立ち合いのもと、当社代表取締役会長 辻村肇・株式会社田部 代表取締役 田部長右衛門氏が参加して調印式並びに記念植樹を実施しました。 丸山知事から「今回の取組は、森林の新たな価値の創造と、企業の発展に繋がるものと期待しています」と祝辞を頂き、今後もオフセット・クレジット制度の活用や事業活動における温室効果ガス排出量の削減、森林保全活動への取り組みを推進し、2050年カーボンニュートラルの実現を目指します。
田部グループについて
紀州田辺(現在の和歌山県)より移り住んでから750年、"たたら製鉄"を生業としてから550年、豊かな中国山地の自然に育まれながら時代と共に変遷し事業の裾野を広げています。現在は、永年の山林・木材・造園外構事業で培ったノウハウを生かした住環境事業、ケンタッキー・フライドチキン、ピザハットのFC事業や、平飼い飼育によるこだわりの卵や地域特産品の開発・販売を手掛ける「食」の事業、「たたら製鉄」の復興を皮切りにスタートした地元雲南市吉田町の地域活性化事業を展開し、常に進化しながら新しい時代を地域と共に発展していく企業であるべく飛躍を図っています。
- 「島根県における株式会社田部グループの森林吸収プロジェクト」
- 戦後植林された森林の荒廃や地球温暖化による自然災害や異常気象が発生する中、森林の間伐整備によるCO2吸収量を増大させる事と地域プロジェクトで化石燃料を森林の間伐から生まれた自然バイオマス(間伐材)に転換する取り組みを支援するプロジェクトです。 2013年3月12日に環境省が運営するオフセット・クレジット(J-VER)制度認証委員会で認証されました。
オフセット・クレジット(J-VER)売買契約 概要
契約締結日 | 2022年3月30日 |
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購入内容 | 「島根県における株式会社田部グループ森林吸収プロジェクト」による 二酸化炭素吸収量 1,800t-CO₂ |
調印式並びに記念植樹 概要
日時 | 2022月5月2日 10:00~10:30(調印式) 11:00~11:30(記念植樹) |
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場所 | 田部家(雲南市吉田町吉田2407) |
参加者 | 株式会社田部 代表取締役社長 田部 長右衛門 島根県知事 丸山 達也 ナカバヤシ株式会社 代表取締役会長 辻村 肇 |
※プレスリリースの内容は、発表当時のものです